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歌曲

汐馴れし

 
 生田神社観桜祭 奉納歌曲 2019.4.9 於 生田神社拝殿
生田神社では毎年4月に観桜祭が行われます。本年は神武館道場に神前奉納演舞の依頼がありました。
青柳芳藍子と原光希による詩舞「本居宣長の和歌・敷島の」を奉納させていただくことになったのですが、生田神社の境内に「上田秋成の和歌・汐なれし」の歌碑があることから、その和歌を歌曲にして二人で歌い、続いて詩舞を舞う・・・というプログラムになりました。
神戸市中央区の海岸が埋め立てられる以前、江戸当時の様子は現在とは全く異なり、おそらく生田の森から遮る物もなく、もっと近くに海が望めたはずです。歴史を知ると千鳥の通う様が映像のように理解できます。

吟詠で和歌を吟じることを「朗詠」と云われることもありますが、通常、和歌は二度繰り返して詠じられます。この歌曲はその様式に習ったものです。
  和歌 上田秋成

汐なれし 生田の森の桜花
   春の千鳥の鳴きてかよえる
     
 
 歌入り動画 ボーカロイド
 


 
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