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吟詠と音楽

いろいろな記譜法 五線譜は万能ではない 五線とト音記号 音名 音符と記号

 音 名
音名
音高の固有名称を音名といいます。(調や音階には関係なく一定の名称になる)
高音部記号、ヴァイオリン記号とも言われます。
 幹音の音名
譜面上でシャープもフラットもついていない音を幹音といいます。
幹音だけを並べると下譜のようになります。
※ドイツ語名の「H」だけが特殊です。
 幹音の音名
派生音
幹音にシャープやフラットの変化記号が付いた音を派生音といいます。
変化記号は音符の手前の線や間に付けます。
 
 シャープ記号のついた音名
ドイツ名では、幹音名の後ろに「is]がつきます。
シャープのついた音名
 フラット記号のついた音名
ドイツ名は、幹音の後ろに「es」がつきます。ただし、♭ミはEesではなくEsに、♭ラはAesではなくAsに、また♭シはHesではなくBになります。西洋音階は元々は「ドレミファソラ♭シド」すなわち「CDEFGBC」でした。
 フラットのついた音名
クラシック音楽では、主にドイツ語音名が使用されます。
ポピュラーやジャズでは、主に英語音名が使用されます。
日本でも一般的には上と同じです。(日本語音名は音楽の現場ではほとんど使われません。)
調号
楽譜の先頭につけられる変化記号を調号といいます。
たとえば楽譜の先頭のF線にシャープがつけられた場合には、その曲のすべてのFがF♯になります。
(拍子記号は調号の後につけます)
 
 臨時記号
曲中の音を一時的に変化させる場合には、その音に臨時記号をつけます。
原則的に、ある音に臨時記号がつくと、その後ろの音(ただし小節内だけ有効)も同じく変化します。(臨時記号は小節線を越えると無効になります)
小節内において臨時記号を無効にするには、(ナチュラル記号)をつけます。
 
 臨時記号の種類
シャープ 半音高くする。
× ダブルシャープ 2半音高くする。
フラット 半音低くする。
♭♭ ダブルフラット 2半音低くする。
ナチュラル 臨時記号を無効にする。タブル記号を戻す場合にもナチュラルは1個でよい。